ONWARD

2020年10月10日

コロナウィルスの影響でなかなか映画館に行けなかったのですが、久しぶりに映画館で新作を観ることが出来て嬉しい限りです。
やっぱり作品だけに集中してポップコーンを食べながら過ごす時間はいいものです。

 

そんな中観た今回の作品は「ONWARD」です。

待ちに待ったPIXARの新作。悲しいことに本国アメリカでは劇場公開されずにDisney+での配信だけになってしまいましたね…日本では公開してくれてありがとう!(余談ですが次作のSoulは日本でも配信のみになってしまいました…)

 

 

 

さてあらすじですが

『モンスターズ・ユニバーシティ』のダン・スキャンロン監督が、自身の体験を基に作り上げたファンタジーアニメーション。魔法の使えない兄弟が魔法の世界で大冒険を繰り広げる様を描く。主人公イアンの声は、『スパイダーマン』シリーズのトム・ホランド。兄のバーリー役は『ジュラシック・ワールド』シリーズのクリス・プラットが担当している。

といった感じ。

魔法を使える設定の世界は多めですが(ロード・オブ・ザ・リングやハリー・ポッターなど)、魔法が廃れてしまい使える人がいなくなってしまったという設定は新しくてよかったです。

色々便利になっていくなか、何かを失っていっている現代を象徴しているのかなとも感じました。

 

 

 

それよりなによりこの作品には大きな2つの「オレポイント」があります。

 

 

 

【オレポイントその1】

大好きなPIXAR作品の声優に、大好きな今一番会いたい俳優ことクリス・プラットが起用されているのです。 Guardians of the Galaxyでの名演からずっとファンです。しかも弟のイアン役にはトム・ホランド。スパイダーマンです。これは「PIXAR+クリス・プラット+MARVEL俳優」というオレ得映画なのです。

制作が発表されたときには大喜びしたのを覚えています。

 

 

 

【オレポイントその2】

PIXAR映画ではバディームービーが多いのですが、今回は兄弟を主人公にした作品なのです。私にもこの作品のように仲のいい妹がいるのでなにか惹かれるものがありました。

 

 

それとONWARDの主人公は小さいときに父親を亡くし(弟に至っては赤ちゃんの頃なので覚えていない)母子家庭で成長したのですが実はそこもリンクしていました。

小さい頃から兄妹でよく遊んでいたり出かけたりしていたのですが、作中2人が色々なところに冒険するのを観て懐かしいなと思ったり。

うちらの兄妹はバァちゃんの家への小さな冒険なので危険も無いし、ドッカーンも敵も無いので冒険とは言えないのですが。

バーリーが兄らしい行動をしているときなどに「うんうん、そうだよな」と感情移入しながら観れる作品でもあり、全国の兄(お姉さんも)へおすすめしたいです。

 

 

観終わったあとに感じたのが、色々な経験をしているっていうのは映画に限らず、舞台やドラマ、音楽、マンガなどの様々な作品に入り込むことができてさらに楽しむことができるものだよなと実感しました。

今回の作品は色々とリンクするものが多かったのでなおさらそう感じたところがありました。

いい作品に出会えて余韻に浸っているときに考えるのが、今まであった色々な経験のおかげで味わい深いものになり、大変だったことも作品を楽しむスパイスに昇華できるからよかったなと思います。

 

 

最後に、邦題問題についてはいつも思うのですが、「2分の1の魔法」という邦題にはやはり納得がいかないなと。

「2分の1の魔法」という現象はその後起こるさまざまな物語等のきっかけにすぎないのです。そこにフォーカスするのではなく2人の主人公がどう成長するか、そしてどう考えるのかに焦点をあててほしいものです。

だからこそ「ONWARD」なのです。色々な過去や困難があっても「前へ」進むというのがこの作品のエンジンなので。

 

 

株式会社 Heads
クリエイティブディレクター
本橋 武織

2+