不朽の名作『フォレスト・ガンプ』のスニーカー

2021年5月21日

雑談
はい、どうも!忘れ物癖がひどい飯塚です!座席の上部にある荷物置きにカバンを置くと34%の確率で忘れて降ります。小学生の時にランドセルを玄関に置いたまま登校したことが何度かあります。給食袋と体操服を入れるナップサックをブンブン振り回しながら登校し、門で待機している先生に「荷物はそれだけ?」と皮肉じみた言葉を投げかけられたことがあります。自分はバカなんだろうか…と少し悩みましたが、次の日また忘れました。

 

まだまだあります。LAに住みはじめた頃は車を持っていなかったため、自転車+バス移動でした。向こうのバスは車体後方に自転車を引っ掛けられる部分があり、よく自転車移動に疲れたらそれを利用していました。そうなんです、はい。自転車引っ掛けたままバスを降り、そのまま徒歩で散策。10分後。ハッ…!!何度か自転車回収センターにお世話になっております。大人になったのか、最近は減りました…!!

 


あらすじ
雑談が長くなりましたが、そんなバスの中でクラスメイトに嫌がらせを受け、座らせてもらえなかった若きトムハンクスが演じる「Gump」(アラバマの方言でウスノロとかマヌケといった意味)の人生を描いた映画、『Forrest Gump』(フォレスト・ガンプ)についてお話しします。よく仕事を一緒にするカメラマンの方がフォレスト・ガンプのTシャツを着ていたので、久しぶりに見てみました。野性爆弾のくっきーも着てたりしますよね。

 

超有名作品なのであらすじは短くいきます!背骨が曲がって生まれ知恵遅れとバカにされていた主人公フォレスト・ガンプが色々経験し、愚直にまっすぐ生きてきた人生を振り返る、です。ざっくりですみません。(笑)人生振り返りなのですごく色々な出来事が起こるのですが、見る人によって感じ方は幅広くなるんだろうなぁという印象を受けました。バカにされていても頑張ればなんとかなる!とか、目の前のことに全力を注ぐべきだ!とか、困っている人は助けなさい!とか。

 


感想
あらすじでも書いた通り、この映画には様々なテーマが内包されています。いじめや虐待、スポーツや戦争、友人の死に起業、恋愛、家族愛…ぎっしりと詰まったテーマが、ベトナム戦争やKKK、ウォーターゲート事件、ヒッピー文化といったアメリカ史をなぞらえながら展開されていくスピード感。目まぐるしく巻き起こるフォレストのライフイベントが決して苦しくなく、スッと入ってくる理由は、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』の3部作で業界内で圧倒的な地位を確立していたロバート・ゼメキス監督が魅せるCGを含めた映像美にあるんだと思っております!

 

ジェニーを暗喩しているかのようにひらりひらりと舞うCGの羽、上下左右綺麗にシンメトリーとなるベンチに座るシーン、ただただひたすらに走るシーンなのにハッとしたフォレストを見つめるフォロワーと、彼らが走った今までの距離を一瞬で分からせる奥行きあるルート66が自然と目線が流れる左から配置されている構図…盛りだくさんのテーマだからこそ、言葉だけではなく、構図や映像表現を駆使して観客を惹きつけ、理解させよう、感じさせようとしているのではないかと思いました。

 

 

余談
余談ですが、ジェニーがフォレストにプレゼントし、ボロボロになるまで履いているスニーカーNIKEの「コルテッツ」は1972年発売なのにも関わらず、2013年にとあるラッパーのラインをきっかけに再び脚光を浴びることになります。皆さん、もうお気づきですね。Big Sean名義『Control』でKendrick Lamarが放った一言 ”I ain’t rockin no more designer shit. White T’s and NIKE Cortez” 「もうデザイナーブランドは着ない。白Tにコルテッツで十分だ。」ですね。

 

ラッパーならファッションじゃなくてラップで勝負だろ!エイサップロッキーやドレイク、ワーレイといったビッグネームを次々と挙げ、流行りのファッション、デザイナーブランドの対局としてあげたスニーカーがこの「コルテッツ」だったのです。

 

もちろん、シンプルなデザインのスニーカーなら他にもコンバースやバンズ、NIKEでもエアフォース1などある中でなぜこの「コルテッツ」だったのかもちろん彼の出身地であるCompton, SoCal(カリフォルニア南部)で安価なワークウェアとコルテッツが鉄板な組み合わせということもあると思いますが、僕は当時、この曲を聴いた瞬間、本橋力作のこのシーンが浮かび、フォレスト・ガンプを見直しました。まぁ、完全に僕の妄想なので、異論は全然あると思いますが

 

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株式会社Heads
ディレクター
飯塚翼

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