株式会社エクセル・システムプロダクト 様 のMVV・タグライン、ロゴ、Webサイトを制作しました
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プロジェクトについて
株式会社エクセル・システムプロダクト様のMVV(ミッション、ビジョン、バリュー)、会社ロゴ、Webサイトの制作を担当いたしました。
エクセル・システムプロダクト様はITのSIerの会社で暮らしを支えるインフラから最先端のITテクノロジーなど世の中を支えるさまざまなシステムを作っていらっしゃる創業40周年を超える会社です。
この度、株式会社アイ・ティ・イノベーション様の傘下に入り、会社として新しい時代に突入するということで、会社の内部を語るMVV(ミッション、ビジョン、バリュー)、ロゴから会社の顔となるWebサイトまで、会社のブランドそのものを創る大きなプロジェクトに参加させて頂きました。
MVV(ミッション、ビジョン、バリュー)、タグライン
企業理念や社是、最近ではパーパスという言葉を用いて表現される言葉を、今回のプロジェクトではミッション(MIssion)、ビジョン(Vision)、Value(バリュー)、そしてタグラインとして会社の未来、方向性、行動指針を落とし込みました。
40年を超える歴史、グループ傘下に入る戦略、同社の人々の様子、これら全てを端的な言葉に落とし込み、ぶれることの無いブランドを創ることが狙いです。
MVV制作にあたり、まず必要になるのが「情報」です。情報収集にあたり我々が行ったことは、以下の通り。
①コーヒーミーティング
会社の様々な人々(若手からベテランまで総勢10名)に会社のありのままを語ってもらうラフな打ち合わせ
②幹部ヒアリング
主に今後会社が目指す方向性を重要な役職の方々にヒアリングする打ち合わせ
③各種資料の読み込み
経営理念、会社紹介資料、社長ブログまで会社にまつわる資料の一字一句に目を通す読み込み作業
①〜③の工程を経て収集した情報を資料にまとめ、クライアントに提示しました。
資料内容の最終精査を行ったら、次は言葉を創る工程に入ります。
コピーライターが在籍する株式会社Headsでは、目に見えるデザインやWebサイトだけでなく、言葉を内製することができます。
そして出来上がった言葉がこちら。
Mission
ITに新しいアイディアを吹き込み 、ITができるコトをもっと広く、もっと深く、もっと早く。
Vision
私たちのやり方を「業界の当たり前」に。私たちのサービスを「社会の当たり前」に。
Value
1.問題解決に誠実に取り組み、社会を支えている自覚を持つ
2.求められる以上の提案と、高品質な技術を届ける
3.解決して終わりではなく、知識として伝えていく
タグライン
「ヒトがつくるIT」
どの言葉も、エクセル・システムプロダクトを言い表す素敵な言葉になりました。
今後この言葉が浸透し、社員の皆様がブランドを強くしていくことを願っています。
会社ロゴ
MVV(ミッション、ビジョン、バリュー)、タグラインができたら、次はそれを見た目に表すロゴを創ることがブランド力を強くします。
社章、名刺、社内資料、Webサイトなど様々な場面で目に入ることになるロゴを見ることで、社員の皆様は会社のブランドを意識することになるし、社外からも「あのロゴの会社」と認識されることからやはり想いが詰まったロゴはブランドを作り上げるのに大切と言えます。
完成したロゴは、会社名をヒントにモチーフを洗い出し、人と人の関わり、グループの力、未来を担う躍動感、などの要素をビジュアライズしたエクセル・システムプロダクト社の想いが詰まったロゴになりました。
ちなみに、Webサイトのトップページでは、インパクトのあるWebアニメーションでも表現しているので、ぜひご覧ください!
Webサイト
歴史のある同社ですが、その歴史を礎に未来を進んでいく勇敢な姿をクライアント、ベンダー、社員、グループ会社の社員など、様々なステークホルダーに積極的に見せていくためにWebサイトの刷新は必至とオーダーを頂き、こちらも制作を担当しました。
Webサイトを制作するのにあたり、特に意識したのはITを牽引していく、という考え方。新しい時代の人々に見やすく、ITがかっこよく、人懐っこいものであることを余白の使い方、配色、Webアニメーションまで様々な手法を用いて表現しました。また愛されるWebサイトになるよう。写真、イラストも含めほとんどの素材はHeadsオリジナルの唯一無二の素材です。
ディレクターあとがき
制作の順序
MVVやタグライン、ロゴ、Webサイトなど複数の制作を進めるにあたって大切になるのは、制作の順序です。普段の生活でデザインに関する打ち合わせや議論をしているか、それともしていないか、クライアント様の属性にもよりますが、大半の方々は「デザイン」よりも「言葉」の方が制作の意図やコアとなる制作の考えを理解しやすいのではないか、と感じています。もちろん弊社では常日頃、デザイン制作だけでも言語化やプレゼンテーションを通して、制作の意図をご説明はさせていただくのですが、今回は「デザイン」の制作の前に、「言葉」の制作を通して、我々はコアとなる部分をこのように解釈させていただきましたが、いかがでしょうか?伝えたいことと相違はないですか?というすり合わせをさせていただきました。
この認識のすり合わせを「言葉」の制作段階で行なっていたことで、ロゴやWebサイト制作の段階に移っても、デザインチームとクライアント様のコアとなる考えを社内で共通認識として持つことができ、言葉とデザインで一貫したクリエイティブを創り出すことができたのではないかと思っています。
デザインあとがき
今回の製作はまずロゴを作成しました。
ヒアリングから会社の強みや働く人の人間性などが見えてきて、ITの持つイメージもありつつ柔らかな部分を表現できたロゴに仕上がりました。
ロゴ作成により決まった方向性をwebサイトにも落とし込み、親しみのあるデザインにしました。イラストやアイコンも一から制作し、さりげなく世界観の統一に貢献しています。
どこか懐かしく、新しさもあるサイトを是非一度ご覧ください。
コーディングあとがき
企業の根幹を担うMVVから考えたWebサイト
自分の中で今回の制作は特に「二人三脚」だったと思います。
弊社ヘッズとエクセル・システムプロダクト様の二人三脚、デザイン側(横尾)とエンジニア側(自分)との二人三脚。
いつもそう制作の場はそう思っているのですが、特にそうであったと感じます。
自分の今回のサイトのポイントはトップページを開いた時のファーストビューのアニメーションです。
また最初にサイトに訪れた時のファーストビューのアニメーションが長いので、その後すぐに再度トップページを閲覧したユーザーに対してはアニメーションを短くするような仕様となっています。
キャッチコピーに「ヒトがつくるIT」とあり、人間っぽさの温かみとITのスタイリッシュさを上手く共存できたサイトになりました。
クリエイティブディレクションあとがき
今回はクリエイティブディレクションでの、クリエイティブディレクターとして参加しました。
・ロゴ(リニューアル)
・Webサイト(リニューアル)
・ミッション、ビジョン、バリュー(経営理念)
・タグライン(会社のキャッチコピー)
と多岐にわたり制作させていただき、会社のブランディングをさせていただきました。
すべてが同じテイストでブレがなく、同じ熱量でないといけないため、クリエイティブディレクターとして全体像を俯瞰してアシストさせていただきました。
社長から直接お話をお伺いし、経営理念や今後のビジョンまで聞かせていただいたり、社内のスタッフ10名とリラックスした中、コーヒーミーティングとして「どんな会社なのか」や「働き方、夢」など多岐にわたってお話を聞かせていただきました。そこからキーワードをまとめ、クリエイティブのコアとなるものを固めて、様々なクリエイティブの制作をしていきました。
言葉選びからビジュアルまで様々な制作物を確認し、「キーワードからずれていないか?」「伝えたいことがしっかり伝わるようになっているか?」など、交通整備しながら進めていきました。
各制作物をバラバラに制作してしまうと、それぞれの考えが出てしまい少しずつずれていき、最終アウトプットする際に「どこかズレがあるな」ということになってしまうので、クリエイティブディレクションはとても大事だと思います。
直接お話をたくさんの方から聞かせていただき「生の声」を活かすことができたのでしっかりとした軸が出来上がったと思います。
弊社で共通したビジョンを掲げ、すべて弊社で制作させていただいたので、すべてのクリエイティブに一本の筋があり、ブレのないクリエイティブができたと思います。
文章を読んでいて「クリエイティブディレクター」とはなんだろう?という方もいるでしょう。クリエイティブディレクターとは工事現場の現場監督のようなものです。実際に作業するのではなく、全体を俯瞰して見て、バランス良く制作し、ブレがないようにクリエイティブコントロールする役目です。
一本の筋の通ったプロジェクトを進めるには必要不可欠な役割だと思います。