TOMAコンサルタンツグループ 様 の採用サイト制作しました
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プロジェクトについて
TOMAコンサルタンツグループ様の採用サイト制作、および写真撮影を担当させていただきました。TOMAコンサルタンツグループ様は、経験豊富な専門家200名が在籍し、経営に関するあらゆるお悩みごと・お困りごとをワンストップで解決するコンサルティング会社です。
税理士法人、社会保険労務士法人、公認会計士事務所、行政書士法人、司法書士法人、ITコンサルタントなど、さまざまなジャンルのエキスパートが社内にいる環境や、「THE コンサルタント」という堅苦しさはない!という社内の雰囲気を訴求したいというご依頼を受けて、コンセプトやデザインのご提案をさせていただきました。
コンセプトメイク
今回は7名の写真をファーストビュー(以下、FV)に起用し、カラフルなグラフィックエレメントを用いて装飾をしています。ステンドグラスをイメージして作り出されたこのグラフィックエレメントでは、『様々なバックグランドや個性を持った専門家が集まっているけれども、決してそれぞれがバラバラな動きをしているように見えるわけではなく、太陽光を受けたステンドグラスのように、1つのまとまったグループとして綺麗に輝く』というコンセプトを表現しています。
またこのステンドグラスのグラフィックエレメントは、各ページの見出しにも装飾としてあしらっていたり、所々写真の後ろ・奥のレイヤーに配置しています。このあしらいでサイト内に立体感や奥行きを持たせ、ステンドグラスを通した光が影を落とすようなイメージを表現しています。
また今回はFVで使用しているキャッチコピー『君の輝きがTOMAを彩る』も制作させていただきました。
多くの専門家が在籍しているTOMAコンサルタンツグループ様ですが、その1人1人は最初から専門知識を備えて入社されたわけではありません。新卒で入社して、右も左もわからない状態から先輩に教えてもらったり、クライアントとの関わり合いの中で成長したり… それぞれの社員様が、時間の経過と共にTOMAを光り輝かせる個性豊かな1つのピースとなっていく、またこれから入社する方々にも、真っ白な状態からいずれはそれぞれ個性豊かに光り輝いていってほしい、そんな想いをキャッチコピーとして表現しています。
採用サイトのコンテンツ
コーポレートサイトと採用サイトでは、掲載するコンテンツが同じだとしても少し見せ方を工夫してあげる必要があります。例えば事業内容に関して、コーポレートサイトではクライアント目線で自社の強みを訴求する一方で、採用サイトでは求職者目線に立って働く姿がイメージできるような掲載方法にする必要性があります。代表者挨拶やよくある質問といったコンテンツも同様に、求職者に向けたメッセージや働くことを前提とした質問と回答にする必要性があります。
また求職者向けに特別なコンテンツを用意することも大切です。マイナビ、dudaといったポータルサイトで興味を持ったユーザーが、採用サイトに訪れる際は、ポータルサイトでは掲載しきれていない詳細な情報や会社の雰囲気を確認しに訪れるケースが多いため、しっかりと採用に関する情報を充実させることが応募数増加につながると考えています。
求職者が求める情報としては、下記のようなコンテンツが例として挙げられます。
- 複数人の社員インタビュー
- 数字でみる企業情報
- キャリアパスプラン
- 研修制度
- ポジション、部署ごとの募集要項
- 求めている人物像
- オフィス環境
- 在宅勤務など勤務体系
弊社では、このようなコンテンツもクライアント様の企業の特徴、業種の特性などを踏まえた上でご提案をさせていただいています。
撮影あとがき
TOMAコンサルタンツグループ様の採用サイト制作において、全体のディレクション業務を担当させていただきました。コンテンツやデザイン、そしてシステムについてなど、さまざまな要素が混在するWebサイト制作のディレクションですが、今回は撮影について書かせていただきます。
採用サイトをご覧になっていただけると一目瞭然かと思いますが、コンセプトである多様性の表現として数多くの社員様に被写体としてご参加いただきました。被写体の人数が多くなればなるほど、撮影のスケジュール管理が難しくなるというのが悩みの1つでもあるのですが、ご担当者様と綿密な打ち合わせを重ね、被写体の皆様のスケジュールを抑えていただき、無事に良い写真を撮影することができました。
今回撮影にご協力いただいた被写体の皆さんは、普段モデルとしてカメラの前に立つという経験はあまりないことかと思います。前述した通り、被写体の人数が多いと1カットあたりの撮影に使える時間は短くなる一方で、被写体としての経験がないことで厳かな撮影機材やカメラの前で緊張してしまい、なかなか良い表情を撮影できない…といった場面も多く存在します。
そんな時にディレクターとして意識していることが3つあります。
- どこでどのように使われる写真か説明して、イメージしてもらう
- 不測の事態、トラブルがあってもピリつかない現場の雰囲気を作る
- 被写体の人と撮影に関係ない世間話をする
『もっと笑ってよ!』と伝えて、良い表情を作れる人は被写体として一流のプロですが、ほとんどの方は笑わないとダメなんだ!!と意気込んでしまい、表情が固くなってしまいます。ただでさえ複数人の撮影クルーの前で、また大きなカメラの前で不慣れなモデルをしているのに、『笑ってよ!』は逆効果でしかありません。遠回りに見えるかもしれませんが、被写体の方と世間話をして、多少押していてもゆっくりとこれから撮影する写真のイメージを伝えて、和やかな雰囲気の中で撮影をするのが、結果的に一番スムーズでクオリティの高い写真が撮れるのではないかと考えています。