Small Lighter のECサイトの制作・ブランドの立ち上げをしました
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自社開発のECサイト
Webサイト制作、デザインを中心に活動している株式会社Headsですが、この程自社の新規事業としてECサイトを用いた物販事業を開始しました。
販売する商品はズバリ、「バンダナ」。ブランド名は「Small Lighter」です。制作会社である私たちが、物販事業を始めるにあたり、予期せぬトラブルが多々ありましたが、無事ローンチまで進めることができました。
POP UPも開催
そもそも、物販を行うことになったことの発端は、「ECサイトの構築をできる会社になりたい」という東畑の社内提案でした。そこから、紆余曲折の日々約1年をかけ、ローンチまで漕ぎ着けました。
どんな商品を販売するかを市場の分析を行うところから始めたり、PRの観点から渋谷のTRUNK HOTELでPOP-UPイベントを行なったり、もちろん主力となるECサイトは自社で制作したりと、当初想定していた稼働をはるかに超える準備を行いました。
主力商品であるバンダナは、4名のタトゥーアーティストにデザインを担当頂き、4枚が4枚とも唯一無二の商品となりました。注目度、販売数ともに申し分なく、この4名のアーティストには特に多大な感謝をしております。
越境ECもスタート
さらに販路を拡大するため、そしてECサイトとしての価値を上げるため、この程、注文と発送対応を含めたアメリカ国内向けのWebサイト構築、つまり「越境EC」の構築が完了しました。「越境EC」を作ってみて分かったことは、あまり対応していない会社が多いこと。Webサイト構築はもちろんのこと、それ以外にもこえなければいけないハードルがとてもたくさんありました(詳しくは以下)。しかし、メンバーで協力し、全て自社内の作業でクリアしました。
・サイトの閲覧はIPアドレスによって言語が自動的に適切な言語になるように設計
・物品の値段はIPアドレスによって自動的に円とドルの表記が切り替わるように設計
・発送方法、発送費、発送ポリシー等を国のルールに合わせて変更
・国別に取り扱い商品ラインナップを自動切り替え
・英語翻訳
ECサイトの受注を開始します
Small Lighterとしてバンダナの自社販売を続けていくことはもちろんですが、今後はクライアントの皆様向けにもECサイトの制作をサービスとしてご提供していきます。最近ではWebサイト制作の技術を持っていなくても簡単にECサイトを立ち上げられるサービスが数多く出ておりますが、私たち株式会社Headsの仕事は今までもこれからも変わらず、こだわりを持ってお客様のニーズを叶えること。
例えば、「越境ECを作りたい。」といった前述のサービスでは実現できないこだわりの機能を付与したECサイトを作りたいというご要望がありましたら、ぜひお気軽にご相談くださいませ。
翻訳あとがき
日本語⇨英語への翻訳
今回Small Lighterのアメリカ向け発送開始にあたり、Webサイト内の文章や商品同封パンフレットの翻訳作業を担当しました。英語でざっと40,000字ほどあるのですが、元々無心で何かをするのが好きな性格なので、あまり苦にならず、楽しんで作業をすることができました。
一通りざっと翻訳したのちに、ブランドコンセプトなどのニュアンスがきっちり伝わるかの確認をアメリカ時代の友人に確認したり、プライバシーポリシーや利用規約などはベンチマークをいくつかつけた上で注意深く設計し、関税については東はNY、西はLAにいる友人向けに発送テストを実施して、アメリカ向けの発送ポリシーを作成し、記載いたしました。
単純に「文章を翻訳する」だけであれば、1文字10円程度で代行してくれる会社が存在しますが、ことECとなると単純な翻訳だけではすみません。商品によってはアメリカの法律で関税がかかる、かからない、そもそも発送が禁止されているのか、適切な発送方法とその料金はいくらなのか、など、1から10まで越境ECに関わる問題や課題を経験したことのある会社はそこまで多くないと思います。
この経験を通して、越境ECに関する様々な学びがあったので、コロナ禍でインバウンドは減っているけど絶対的な需要が海外にはある!MADE IN JAPANをアメリカに、イギリスに、中国、韓国に届けたい!などなど、もし海外発送をご検討されている方がいらっしゃいましたら、お気軽にご相談ください。
POPUPSTOREの内装設計あとがき
POPUPSTOREの内装設計
HEADSに参画して初めての業務でした。
以前はアパレルで販売をしていたり、前職ではPOPUPSTOREを設営することも多く、その経験を発揮することができました。
バンダナを展示するにあたり、最大限に良さを引き出すにはどうしたら良いのかを考え、
アクリル板で挟むという結論に至りました。
そこからアクリル板をらどう吊るすか、頭の中でシミュレーションを繰り返すことで前日の搬入では、特にトラブルもなく設営することができました。
POPUPSTOREというと、最低限の予算でチープな出来上がりになる事が多いのですが、
限られた予算の中でどう良く見せることが出来るかの試行錯誤して、それが形となり良い催しになりました。
弊社は、なんとなくを具体的な形にするアイデアを出す為に考えることを諦めません。
まずは「なんとなくこういうものが作りたいんだけどなぁ」という曖昧なイメージでも構いませんので、お気軽にご相談ください!
一緒にあるべき姿を考え、作り手と、受け手が満足できるものを作っていきましょう!
ECサイトの制作・構築あとがき
Shopifyを使った自社ECサイト
ECサイトの企画・制作を担当しました。
Small Lighterは前から興味を持っていたShopifyというECプラットフォームを使っています。
Shopifyの中でテーマをカスタマイズして制作しているのですが、
元々WordPressというCMSのテーマ制作と似ていると聞いてはいたものの仕様などの違いで1から勉強しつつ制作しました。
コーディング自体も少し難しかったのですが、何よりShopifyでの仕様や決済について調べたり新しくECサイトに何が必要なのかのノウハウを学べたことが大きかったように思います。
その他にもECサイトの運用する側の使いやすさだったり、配送や決済方法をどうするか、集客はどうしたら良いのかコンテンツをどう作るのか等々あります。
今回は自社でECサイトを構築をしましたが、今後は「ECサイトを制作したい!」「ネットで何か物を売りたい!」と思っている方へ、Headsとしてのデザインの強みなどを活かしつつ、その先の購入してくれるユーザーにとって使いやすいECサイトを制作し一緒にお店作りをしていきます。
パッケージにまで気を使ったブランディングあとがき
初めて自社ブランドを作るというこですべてのプロダクトを自社で制作しました。
「ネーミング」「ロゴ」「製品(オリジナル製品のデザイン)」「同封パンフレット」「ポップアップストアデザイン」「ECサイト」「パッケージ」、また発送するまでの「フロー」も試行錯誤して社内一丸となって作りあげました。
販売開始時にメンバー総出でバンダナをパッケージングシたのはいい思い出です。
ネーミング案は全員で出し合い、あれでもないこれでもないと作り上げていきました。
ロゴはかなりの時間をかけ、メンバー全員でどれがいいかを考え、調整を行いました。いいものが仕上がったと思います。
今回掘り下げたいのはパッケージです。
ただビニールにいれて発送するのでは面白みがなく、買っていただいた方が受け取った時に感動が少ないと考えました。
なのでパッケージにもブランドの考えを落とし込みながら、「どうしたら喜んでもらえるだろうか」「Small Lighterらしさを表現するにはどうするべきか」「どうやったらキレイにみえるだろうか」「どうやったらお金をかけすぎずにいいものができるのか」を考え抜いて作りました。
バンダナをロゴがプリントされた薄紙で包み、キャッチコピーが印刷された掛紙で包んでロゴシールでとめるという、プレゼントのようなパッケージにしました。バンダナが崩れないように厚い紙で作ったパンフレットで支えて一緒に包むという配慮も同時に。
買っていただいた方からは「パッケージまで気が利いている」という嬉しい声も。
ここまでできて一つの商品だと思うので嬉しかったです。
また昨今の環境問題に配慮してプラスチックを一切使わないパッケージ作りをしました。使ってはいけないものという制約を設けたことにより大変な反面、色々と考え抜かれたいいものができたなと感じたと同時に、デザインという根幹を再認識したような気がします。
「自社だから大丈夫でしょ」と気を一切抜かずにいいプロダクトができたと思います。
どうやったら自社の強みや良さをブランド力として発信できるだろう、どうやったらお客様に気持を伝えることができるだろうと考えの方がいたらぜひお話しましょう。
いろいろなストーリーをつくり、並走しながらいいものを作りましょう。